ZTXGate ドキュメント
ZTXGate は、社内ネットワーク全体への広範な接続ではなく、定義されたリソースに対するアクセスを提供するゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)ゲートウェイです。
標準構成は Ubuntu 上の軽量な単一ノード導入です。単一の Debian パッケージに、コアゲートウェイ、管理ポータル、クライアントレス HTTP/HTTPS プロキシが含まれます。
アクセス経路
主に次の 2 種類のアクセス経路をサポートします。
- 管理対象エンドポイントからのアクセス: 登録済み端末は WireGuard ベースの接続を使用します。ただし、トンネルが確立しただけでは権限は付与されず、ユーザー ID、端末、リソース、ポリシーによって到達可能な範囲が決まります。
- クライアントレス HTTP/HTTPS アクセス: 該当機能がライセンスされている場合、端末に WireGuard を導入せずに、許可された Web アプリへブラウザーでアクセスできます。プロキシはブラウザー側の接続を終端し、保護対象アプリへの認可された接続を別途確立します。
両経路とも ID とポリシーを中心とした共通のアクセスモデルを採用しています。
導入と設定のモデル
初期設定は 3 段階に分かれています。
- パッケージのインストール: 対応 Ubuntu ホストに単一の
.debパッケージを導入します。 - 初期セットアップ: FQDN/IP、待受ポート、証明書などを設定し、WireGuard 設定および初期管理者の認証情報を生成します。
- 管理ポータルでの設定: 認証、ID・ライフサイクル連携、端末セキュリティ連携、SMTP、Shared Signals Framework(SSF)、ライセンスなどを管理します。
ホスト・ネットワークの初期設定と、日常的なセキュリティ運用を分離する構成です。
ID・端末・リソース・ポリシー
アクセス判断の基本要素は次の 4 つです。
- ID: アクセスを要求するユーザー。
- 端末: 管理対象アクセスでユーザーに紐付けられた登録端末。
- リソース: 保護するアプリケーション、ホスト、サービス。
- ポリシー: 誰が、どの端末から、どの条件でリソースにアクセスできるかを決めるルール。
ID、ロール、端末状態、ネットワーク位置、時刻、リソース、アクセス期間、および追加認証条件などを利用できます。
認証と連携
管理ポータルでは、追加認証方式、OIDC による認証・SSO、SCIM によるユーザー同期、SSF によるセキュリティイベントの共有、SMTP、MDM/EDR 端末状態連携、ライセンス更新を必要に応じて設定できます。
ZTXGate にライセンスされた ZTXBAS はライブラリとして統合され、別の ZTXBAS サーバーを導入することなくフィッシング耐性のある生体認証を提供できます。
導入と運用の選択肢
お客様または MSP が運用でき、オンプレミス、クラウド、ハイブリッド、完全エアギャップ環境に対応します。基本的なアクセス制御に CoreZT 運用のクラウド制御プレーンは必須ではありません。一方、外部 IdP、MDM、EDR、SIEM やクラウド認証サービスを使用する場合は、それぞれの接続性が必要です。
このドキュメントの対象範囲
本サイトでは、安定した製品概念と基本的な導入・構成ワークフローを説明しています。リリース固有のインストールコマンド、セットアップスクリプトの全設問、ポート一覧、詳細な運用手順はこの入門編の対象外です。
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最初の導入を進めるには 導入ガイド を参照してください。